A Jacket Well Worn: 仁田ときこさん

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今回お話を伺ったのは、6年前に葉山へ移住し、家族とともに地方での暮らしを楽しみながら、
編集・ライターとしてさまざまな媒体で執筆している仁田ときこさん。
自然に囲まれた葉山での暮らしや、取材のために日本各地や海外を飛び回るお仕事について伺いました。

__仁田さんのこれまでの経緯、現在のお仕事について教えてください。__

元々は東京の出版社で、ライフスタイル雑誌の編集・ライターとして勤務していました。学生時代に考古学を学んでいたこともあり、寺社仏閣や建築、地方の風習などをテーマにした記事を担当していました。
校了前は編集部に泊まり込む生活で、子供ができたこともあって、続けるのは難しいと思い会社を辞めたんです。
でも旅や地方での取材はすごく好きで、だったらそこは続けて、好きなことだけで仕事しようと決めたんです。
ありがたいことに、編集部時代のご縁から、自然と自分の好きな方向へとお仕事が広がっていきました。
今は主に国内外さまざまな観光局から依頼を受け、その時々に適した媒体を繋ぐパイプ役も担いながら、
旅先で取材した記事の執筆しています。

葉山に移り住んだきっかけを教えてください。

「海や山のある場所に住みたい」という子どもたちの言葉がきっかけでした。以前、夏休みに訪れた葉山の海を気に入っていたこともあり、6年ほど前に移住しました。コミュニティに馴染めるか、仕事は不便でないかなどの心配もありましたが、今では「移住して120%よかった! 」と思っています。

葉山に移り住んで、一番変化したことはなんですか?

生活リズムが全く変わりました!
東京って街全体がずっと明るいのでエンドレスで仕事ができてしまって、子どもたちが寝てからも夜中まで
原稿を書き続けていたんです。でも葉山は19時、20時を過ぎると外は一気に暗くなって、出歩く人も少ない。そうやって自然とリズムがリセットされることで、暮らしが整い、体調もよくなりました。
葉山の人たちはみんな夕方には仕事を切り上げて、夕日を見にビールや椅子を持って海へ行くんですよ。
私もその時間が大好きになって、「海に行きたいから夕方までに仕事を終わらせよう!」と、日中にぐっと
集中するようになりました。仕事の効率が上がったおかげで、実は東京にいた頃よりも仕事量は増えて…
意識が変わると働き方も変わるんだなと実感しています。

仕事で東京へ向かう時の通勤時間も、原稿に集中できる貴重な時間になっています。コーヒーを買って
グリーン車で50分…その間に終わらせようと、すごくはかどるんです。

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ご出張も多いかと思いますが、子育てとどのように両立していますか?

葉山の人たちは自営業の方々も多くて、自然とみんなで助け合える環境。毎月いろいろな場所を取材して旅していますが、その間は周りのお母さんたちが子供を見ていてくれるんです。逆に、他の方が忙しい時はこの家に子供たちが集まることもあります。東京にいるとみんな忙しそうで「おねがい」なんて言えなかったんですけど、葉山の人たちはいい意味でラフなので、それが心地いいんです。

旅先へ持っていく洋服は、どのようなことを意識していますか?

汚れてもさっと洗って乾かせるような速乾性のあるもの、そして温度調整の効くものは欠かせません。昼間は暑いのに夜は氷点下…なんて場所も多いので、薄手のアウターと、その中間に対応できる
レイヤードアイテムを持っていきます。

ラベンハムのジレは、温度調整もできて品もあるのがとても
ありがたいんです。本当に些細なことですが、丁寧なボタンのしつらえやパイピングなど、細部まで凝っていて品格がありますよね。現地では、行政の方など人にお会いする機会もあるので、そういった場面でも安心して着られるんです。
それから、急な雨で傘をさせない場面も多いので、フードが付いていることも大事なポイントです。

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仁田さんの旅を支えるバックパックとシューズ。
端材を組み合わせてつくられるバックパックは、
ひとつとして同じ配色がないそう。水陸両用のブーツは、毎年新調するほどの必需品。

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仁田さんの旅の必需品は、相棒のカメラ、
髪を整えるクシ、そしてタロットカード。
雑誌で占いの連載も担当している仁田さん、
タロットカードは海外の人も楽しんでくれるので、
旅先で出会った人とのコミュニケーションツール
になっているのだとか。

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普段のものや洋服はどのように選んでいますか?

東京にいると常に情報が入ってくるけれど、生きていく中で自分にとって必要な情報って、たかが知れてると思うんです。それを葉山に移住して実感しています。

情報が最小限だからこそ、食器や日用品、洋服などの身の回りのものは、お仕事で訪れた地方のものだったり、繋がりのある方が手がけたものや応援したいブランドだったり、思い出や人のぬくもりを感じられるものだけになりました。トレンドは気にしなくなりましたね。

ラベンハムを選ぶ理由は、どんなところにありますか?

元々、ヨーロッパの老舗ブランドのデザインが好きなんです。アメリカのものとはまた違って野暮ったさがなく、機能的なのにどこか品がいい。その中で、ラベンハムは日常に寄り添う洋服をつくっていて、流行にも左右されない。そんなところに惹かれます。

世界や地方の伝統や風習を知るのが好きなように、ものにおいても、技術や伝統が受け継がれてきたものがやっぱり好きなんですよね。ラベンハムの、馬具から派生した背景だったり、職人さんの技術だったり、そういった部分にグッときます。

着用アイテム:Barton Womens 22 Rc / バートン ウィメンズ

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ラベンハムはいつから愛用されていますか?

実はこのジレは2着目で、出版社勤めの頃はネイビーの長袖のキルティングジャケットを愛用していました。通勤時にいつも着ていましたね。その頃はフードもいらなかったですし、当時と今で選ぶ基準も全然変わりました。

こうして生活が変化する中で、今の自分に合ったラベンハムを改めて手に取れるというのは、すごく嬉しいですね。

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仁田 ときこ

さまざまな媒体で執筆する編集者・ライター。学生時代に考古学や民俗学を学んだ経験を活かし、日本各地や世界を旅しながら、土地の文化や歴史、伝統工芸を取材・執筆している。2019年に東京から葉山へ移住。海と山に囲まれた環境で、家族4人の暮らしを楽しんでいる。

INSTAGRAM: @tokikonitta

Writer : Moe Shibata
Photographer : Shotaro Suganuma
Editor : Arisa Ogura

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